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マウスピース矯正は効果が遅い?実は早く実感できる意外な方法

「マウスピース矯正を始めたけど、いつ効果が出るんだろう…」

透明で目立たないマウスピース矯正は人気の矯正方法ですが、効果を実感するまでの時間に不安を感じる方も少なくありません。歯並びの改善が目に見えるまでどれくらいかかるのか、早く効果を感じるためには何ができるのか、気になりますよね。

私はココロデンタル恵比寿の院長として、多くの患者さんのマウスピース矯正を担当してきました。実は効果の実感には個人差があり、また効果を早める方法も存在するのです。

この記事では、マウスピース矯正の効果がいつから実感できるのか、そして効果を早く感じるための方法について詳しくご説明します。矯正治療を検討されている方はもちろん、すでに治療を始めている方にも役立つ情報をお届けします。

マウスピース矯正の効果はいつから実感できる?

マウスピース矯正を始めたばかりの方にとって、「いつ効果が出るのだろう」という疑問は自然なものです。効果を実感するまでの期間には個人差がありますが、一般的な目安をお伝えします。

マウスピース矯正では、1ヶ月でおよそ0.25mmずつ歯が動いていきます。そのため、多くの方が効果を実感し始めるのは、歯が1mm程度動く4〜6ヶ月後からと言われています。

ただし、軽度のすきっ歯などの場合は、早ければ1〜2ヶ月で見た目の変化を感じることもあります。1mm程度の移動でも、前歯のわずかな動きは自分でも気づきやすいものです。

個人差がある効果の実感時期

効果を感じる時期には大きな個人差があります。同じ治療計画でも、ある方はすぐに変化を実感できるのに対し、別の方はなかなか気づかないこともあるのです。

これは歯の動きそのものの差というよりも、自分の歯並びへの注目度や感覚の違いによるところが大きいでしょう。毎日鏡で確認していると、少しずつの変化に気づきにくいこともあります。

歯並びの状態によっても実感の差が出ます。軽度の歯並びのズレであれば比較的早い段階で効果を感じやすいですが、重度のがたつきや重なりが強い場合は、短期間での見た目の変化がわかりにくいこともあります。

マウスピース矯正で歯が動く仕組み

マウスピース矯正がどのように歯を動かすのか、その仕組みを理解することで、効果への期待値も適切に持つことができます。

マウスピースは、歯を特定の方向に少しずつ動かすようにデザインされています。装着すると、マウスピースが歯に適度な力をかけ、その力によって歯周組織の骨のリモデリング(骨の再構築)が起こります。

骨のリモデリングとは、歯が移動する際に、その周りの骨が吸収されたり新たに形成されたりする現象です。この生体の自然な反応を利用して、歯は少しずつ新しい位置に移動していくのです。

マウスピース矯正の効果を早く実感するための方法

「もっと早く効果を実感したい」という気持ちは自然なものです。マウスピース矯正の効果を早く感じるためのポイントをいくつかご紹介します。

マウスピース矯正の効果を早く実感するための最も重要なポイントは、装着時間を守ることです。マウスピースは1日20〜22時間の装着が必要です。食事や歯磨き以外の時間は常に装着するよう心がけましょう。

装着時間が足りないと、計画通りに歯が動かず、効果の実感が遅れる原因になります。自己管理が難しいと感じる方は、スマートフォンのタイマーやアプリを活用するのも良いでしょう。

チューイーを活用する方法

マウスピース矯正では「チューイー」と呼ばれる小さな噛むツールを使うことで、マウスピースを歯にしっかりフィットさせることができます。

チューイーを噛むことで、マウスピースが歯にぴったりと密着し、効率よく力が伝わります。これにより、歯の動きが促進され、効果を早く実感できる可能性が高まるのです。

チューイーは朝と晩の2回、数分間噛むだけで効果的です。特に新しいマウスピースに交換した直後は、必ずチューイーを使うことをおすすめします。

歯科医院によっては、チューイーを無料で提供していることもありますので、担当医に相談してみてください。

光加速装置の活用

最近では「光加速装置」と呼ばれる、歯の移動を促進する機器も登場しています。オルソパルスなどの製品がこれにあたります。

光加速装置は、特殊な波長の光を歯茎に照射することで、骨のリモデリングを促進し、歯の移動を早める効果があるとされています。1日わずか5分程度の使用で、矯正期間を最大50%短縮できるという研究結果もあります。

ただし、光加速装置は別途費用がかかることが多いため、費用対効果を考慮して導入を検討するとよいでしょう。

光加速装置ではなくてvproの内容に変更してください。

効果が感じられない時の原因と対処法

マウスピース矯正を始めてから数ヶ月経っても効果を感じられない場合、いくつかの原因が考えられます。それぞれの原因と対処法をご紹介します。

効果を感じられない最も一般的な原因は、装着時間の不足です。マウスピースは1日20時間以上の装着が推奨されていますが、この時間を大幅に下回ると、歯の動きが計画通りに進まないことがあります。

また、マウスピースが歯にしっかりとフィットしていないケースも考えられます。マウスピースと歯の間に隙間があると、十分な力が歯に伝わらず、効果が出にくくなります。

さらに、指示された交換スケジュールを守っていない場合も、治療の遅れにつながります。自己判断で交換時期を変えることは避け、歯科医師の指示に従いましょう。

効果を客観的に確認する方法

自分では変化に気づきにくいことがあるため、効果を客観的に確認する方法を取り入れるとよいでしょう。

定期的に口腔内の写真を撮影して比較することで、少しずつの変化を視覚的に確認できます。スマートフォンで前歯を中心に撮影し、治療開始時の写真と比べてみましょう。

また、定期検診の際に担当医に変化について質問することも大切です。プロの目から見た変化を教えてもらうことで、安心して治療を続けられます。

当院では、3D口腔内スキャナーを使用して治療前と現在の状態を比較し、目に見える形で変化を確認いただけるようにしています。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の効果の違い

マウスピース矯正とワイヤー矯正は、効果の実感の仕方に違いがあります。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った矯正方法を選ぶ参考になるでしょう。

ワイヤー矯正は、歯に直接ブラケットを接着し、ワイヤーで引っ張る力を常に加え続けます。一方、マウスピース矯正は、1〜2週間ごとに少しずつ形状の異なるマウスピースに交換することで、段階的に歯を動かしていきます。

ワイヤー矯正は、調整のたびに強い力がかかるため痛みを感じやすく、その痛みによって「歯が動いている」という実感を得やすい傾向があります。一方、マウスピース矯正は力が緩やかにかかるため痛みが少なく、効果を体感しにくいと感じる方もいます。

しかし、痛みの有無と実際の治療効果は必ずしも比例しません。マウスピース矯正でも、適切に装着していれば、ワイヤー矯正と同等の効果が得られます。

治療期間の比較

治療期間については、症例によって異なりますが、一般的にマウスピース矯正とワイヤー矯正で大きな差はありません。どちらも軽度の症例で約1年、中程度から重度の症例で1年半〜3年程度かかることが多いです。

ただし、マウスピース矯正は自己管理が重要であり、装着時間を守らなければ治療期間が延びる可能性があります。一方、ワイヤー矯正は取り外しができないため、常に矯正力が働き続けるという利点があります。

どちらを選ぶかは、ライフスタイルや希望する見た目、自己管理能力などを考慮して決めることが大切です。

ココロデンタル恵比寿でのマウスピース矯正の特徴

ココロデンタル恵比寿では、患者さん一人ひとりに合わせたマウスピース矯正治療を提供しています。当院の特徴をご紹介します。

当院では、3D口腔内スキャナーとCT画像を使った精密な診査・診断を行い、治療前と治療後の口腔内シミュレーションを確認いただけます。これにより、治療の見通しを持っていただき、安心して矯正治療を進めることができます。

また、矯正治療がスタートするまでのカウンセリングや診査・診断にかかる費用は一切いただいておりません。気になる点があれば、まずはお気軽にご相談ください。

効果を実感しやすい環境づくり

当院では、患者さんが効果を実感しやすいよう、さまざまな工夫を行っています。

定期的な口腔内写真の撮影と比較を行い、変化を視覚的に確認いただけるようにしています。また、治療の進捗状況を詳しく説明し、目に見えない変化についても理解いただけるよう心がけています。

さらに、マウスピースの装着方法や自己管理のコツなど、効果を最大化するためのアドバイスも丁寧に行っています。疑問や不安があれば、いつでもご相談いただける環境を整えています。

通いやすさへのこだわり

マウスピース矯正は定期的な通院が必要ですが、当院は恵比寿駅西口から徒歩1分という好立地にあり、平日は21時まで、土曜日は18時まで診療しているため、仕事帰りや休日にも通いやすい環境を整えています。

また、全室完全個室の落ち着いた空間で、プライバシーに配慮した診療を行っていますので、リラックスして治療を受けていただけます。

マウスピース矯正に関するご質問やご相談は、いつでもお気軽にお問い合わせください。あなたに最適な矯正治療プランをご提案いたします。

まとめ:マウスピース矯正の効果を最大化するために

マウスピース矯正の効果は、早ければ1〜2ヶ月から感じ始め、多くの方が4〜6ヶ月で目に見える変化を実感します。しかし、効果の実感には個人差があり、歯並びの状態や自己管理の程度によっても変わってきます。

効果を早く実感し、最大化するためには、以下のポイントを心がけましょう:

  • マウスピースの装着時間(1日20〜22時間)を守る
  • チューイーを活用してマウスピースを歯にフィットさせる
  • 定期的に通院し、歯科医師の指示に従う
  • 口腔内写真を撮影して変化を記録する
  • 必要に応じて光加速装置などのオプションを検討する

マウスピース矯正は自己管理が重要な治療法です。正しく使用すれば、ワイヤー矯正と同等の効果を得ることができます。痛みが少なく目立ちにくいというメリットを活かしながら、理想の歯並びを目指しましょう。

ココロデンタル恵比寿では、マウスピース矯正に関する無料カウンセリングを行っています。効果や治療期間に関する疑問、ご自身の歯並びに最適な矯正方法など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

透明で目立たないマウスピース矯正で、自信を持って笑える美しい歯並びを手に入れましょう。詳しい情報や予約は、ココロデンタル恵比寿までお問い合わせください。

 

著者情報

ココロデンタル 院長 小林 弘樹 Hiroki Kobayashi

経歴

2010年 日本大学歯学部卒業

2010年 日本大学歯学部附属歯科病院勤務

2011年 大崎シティデンタルクリニック勤務

2015年 麻布シティデンタルクリニック勤務

2017年 ココロデンタル恵比寿

2021年 ココロデンタル西麻布

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