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インプラントのメンテナンス方法は?長持ちさせるためのポイント

インプラントのメンテナンス方法は?長持ちさせるためのポイント

目次

1. インプラントメンテナンスが重要な理由

2. 歯科医院でのインプラントメンテナンス内容

3. セルフケアでインプラントの健康を守るポイント

4. インプラントメンテナンスを怠った場合のリスク

5. 引っ越しや転勤時のメンテナンスのポイント

6. まとめ

渋谷区恵比寿の歯医者・矯正歯科「ココロデンタル恵比寿」です。
インプラント治療を受けた後、「ずっと安心して使えるのだろうか?」と不安に思われる方は多いかもしれません。
実際、インプラントの長持ちにはメンテナンスが欠かせませんが、この点について専門家の意見や指導があると安心です。
今回は、インプラントメンテナンスの重要性や具体的な方法について、歯科医師の見解をもとにご紹介します。
日々のケア方法や定期検診のポイントを知ることで、長く快適にインプラントを使用できるようになります。
この記事を読むことで、今後のメンテナンスがなぜ重要なのかを深く理解できるでしょう。

インプラントメンテナンスが重要な理由

インプラントメンテナンスが重要な理由

インプラントは天然歯のようにむし歯にはなりませんが、歯周病菌によって「インプラント周囲炎」と呼ばれる感染症を引き起こすリスクがあります。
このインプラント周囲炎は、気づかないうちに進行し、最終的にはインプラントが支えを失い脱落する危険があるため注意が必要です。
インプラント周囲炎を予防するためには、セルフケアに加えて定期的な歯科でのプロフェッショナルメンテナンスが非常に重要です。
また、日常の噛み合わせや食いしばりなども長期的な安定性に大きく影響するため、メンテナンスを通じて噛み合わせの調整も行いましょう。
メンテナンスを怠ると、インプラントの寿命が短くなるだけでなく、口腔全体の健康にも悪影響を及ぼすことがあります。

歯科医院でのインプラントメンテナンス内容

歯科医院でのインプラントメンテナンス内容

インプラントの定期的なメンテナンスでは、専門的な器具と技術を用いた細やかなチェックと清掃が行われます。
まず、歯科医師がインプラントや口腔内の状態を目視と触診で確認し、歯茎や周囲の歯肉組織が健康であるかを判断します。
次に、レントゲンを用いた顎の骨の状態のチェックを行い、インプラントがしっかり固定されているか、また炎症や骨の吸収がないかを確認します。
歯科衛生士によるクリーニングでは、日々のブラッシングで取り切れない歯石や汚れを専用の器具で丁寧に除去し、口腔内を清潔に保ちます。
また、セルフケアを向上させるためのブラッシング指導も重要です。
正しいブラッシング方法を習得することで、日常的なケアがしやすくなり、インプラントの寿命が延びやすくなります。

セルフケアでインプラントの健康を守るポイント

セルフケアでインプラントの健康を守るポイント

インプラントは天然歯に近い見た目や噛み心地が得られるため、多くの方に選ばれています。
しかし、インプラントを長持ちさせるためには、日常的なメンテナンスが不可欠です。
正しいケアを怠ると、周囲の歯茎や骨が細菌感染を起こし「インプラント周囲炎」という状態になる可能性があり、インプラントの寿命が短くなってしまいます。
以下は、インプラントを健康に保つために役立つ具体的なケア方法です。

・定期的な歯科チェック
歯科でのチェックは、3〜6ヶ月に一度が推奨されます。
プロの目で噛み合わせや装置の緩み、インプラント周囲の炎症がないかを確認してもらうことで、トラブルの早期発見が可能です。

・日常のセルフケア
セルフケアはインプラントの健康維持の基本です。
毎食後のブラッシングや歯間ブラシ、デンタルフロスを使い、インプラント周りの汚れを徹底的に除去しましょう。

・歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニング
歯科衛生士による定期的なクリーニングでは、家庭のケアでは取りきれない歯垢や歯石、バイオフィルムを除去できます。
特にインプラント周囲の歯肉に汚れが残ると、炎症の原因となるため、専門の器具を使って清掃してもらうことが重要です。

・噛み合わせの調整
インプラントは天然歯とは異なり、微妙なズレや強い負荷がかかるとすぐにダメージを受けやすい特徴があります。
噛み合わせのチェックと調整を定期的に行い、負担を分散させましょう。

・ブラッシング指導
歯科で専門家からのブラッシング指導を受けると、普段のセルフケアがより効果的になります。
歯磨きのクセや磨き残しやすい部位を指導してもらい、インプラントの健康維持に繋げましょう。

インプラントの健康を保つためには、歯科での定期的なチェックと日常のセルフケアを組み合わせることが不可欠です。

インプラントメンテナンスを怠った場合のリスク

インプラントメンテナンスを怠った場合のリスク

インプラントメンテナンスが不十分な場合、口腔内に様々なトラブルが発生しやすくなります。
特に「インプラント周囲炎」は、通常の歯周病に比べて進行が非常に速いとされ、初期症状に気づきにくいため早期発見が困難です。
このため、インプラント周囲の歯茎が赤く腫れたり、出血や膿が見られた場合には、早急に対処が必要です。

さらに、メンテナンス不足により噛み合わせが悪化すると、周囲の天然歯や顎にも影響が出ることがあります。
噛み合わせの崩れは、顔のバランスに影響を与え、ひどい場合には顎関節症の原因にもなります。
最悪の場合、インプラントが脱落する恐れもあるため、定期的なメンテナンスを欠かさないようにしましょう。

引っ越しや転勤時のメンテナンスのポイント

インプラント治療後に引っ越しや転勤などで歯科医院を変更する必要が出た場合、インプラントのメンテナンスをスムーズに継続するためにいくつかの点に注意が必要です。
まず、ご自身が使用しているインプラントの製造メーカーやインプラントの種類を把握しておきましょう。
この情報は、転院先で適切なメンテナンスを受けるために不可欠です。

 

また、転院前には、現在の歯科医院から治療記録を取得しておくと、新しい歯科医院での治療がスムーズに進みます。
引っ越し先で新しい歯科医院を探す際には、インプラント治療の実績が豊富な歯科医師がいるクリニックを選ぶと安心です。
また、保証内容が変更されることもあるため、事前に確認しておきましょう。

まとめ

インプラントは、天然の歯に近い見た目や機能を持つ優れた治療法ですが、長く健康に保つためには、日常のケアと歯科医院での定期的なメンテナンスが欠かせません。
毎日の丁寧なブラッシングとデンタルフロスの使用、3〜6ヶ月ごとの定期検診とプロフェッショナルクリーニングを行うことで、インプラントの寿命を延ばし、インプラント周囲炎などのリスクを軽減することが可能です。

さらに、噛み合わせや磨き残しやすい箇所の確認も含め、歯科衛生士や担当医の指導を受けるとより効果的なケアが実践できるでしょう。
インプラントを快適に長く使い続けるために、セルフケアとプロのサポートを組み合わせ、健康な口内環境を維持していきましょう。

 

自身の歯についてお悩みの方はお気軽にご相談ください。
少しでもお役に立てれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

監修者

小林 弘樹 | Hiroki Kobayashi

日本大学歯学部卒業後、日本大学歯学部附属歯科病院に入局、その後に大崎シティデンタルクリニック、高輪クリニック、麻布シティデンタルクリニックに勤務、
2017年ココロデンタル恵比寿開業、2021年ココロデンタル西麻布開業

【略歴】
日本大学歯学部 卒業
日本大学歯学部付属歯科病院
大崎シティデンタルクリニック
麻布シティデンタルクリニック
ココロデンタル恵比寿開業
ココロデンタル西麻布開業

 

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