Point 01 急速拡大装置(RME)
短期間で顎を広げる固定式の装置
急速拡大装置(Rapid Maxillary Expander)は、上顎の真ん中にある骨縫合を利用して、短期間(数週間〜3か月程度)で顎を広げる固定式の装置です。
奥歯に装置をセメントで固定するため自分では外せません。専用のキーを使って1日に決められた回数だけネジを回し、少しずつ拡大していきます。
主に成長期の子どもに使われ、上顎の幅が狭い場合や交叉咬合の改善に適しています(個人差があります)。
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HOME > 拡大装置とは?種類・装着期間・注意点をわかりやすく解説
「拡大装置って何をする装置なの?」「子どもに必要と言われたけど、どんな仕組みなの?」——
そんな疑問をお持ちではないでしょうか。
拡大装置とは、狭い顎の骨や歯列のアーチを広げるために使う矯正装置のことです。
歯が並ぶスペースを確保し、その後の矯正治療をスムーズに進めるための土台づくりとして使われます。
子どもの成長期に使われることが多いですが、大人の矯正でも活用されるケースがあります。
装着期間は症状や装置の種類によって異なりますが、一般的に数か月〜1年程度が目安です(個人差があります)。

小林 弘樹
Kobayashi Hiroki私が最も大切にしているのは、あなたの「時間」を無駄にしないことです。 短期間での完了をめざしながら、質も妥協せず、一回の診療には必要に応じて十分な時間を確保し、より良い治療を丁寧に提供します。 不安や痛みには先回りして配慮し、納得のうえで決める。その積み重ねが、日々の生活リズムを崩さずに健康を守る最短路だと考えています。恵比寿で、あなたの時間も笑顔も、大切に守り続けます。

矯正相談に行った際に「拡大装置が必要です」と言われると、多くの方が戸惑います。
「歯を動かすだけじゃないの?」「いきなり大きな装置をつけるの?」と不安を感じるのは、ごく自然なことです。
歯並びの問題は、歯そのものの形や位置だけでなく、歯が並ぶ「土台」である顎の大きさに原因があるケースが少なくありません。
顎が狭いと、歯が収まるスペースが足りず、歯が重なったり(叢生)、前に飛び出したりしてしまいます。
その状態のまま歯を動かそうとしても、スペースが確保できないため限界があります。
Point
拡大装置は、その「土台を広げる」ための装置です。
歯列のアーチを少しずつ拡大することで、抜歯をしないで歯を並べるスペースを生み出すことを目標のひとつとしています。
特に子どもの成長期は骨が柔軟なため、拡大装置の効果が出やすいとされています。
また、大人であっても顎の形や噛み合わせの状態によっては拡大装置が選択肢のひとつになることがあります。
顎(歯列弓)が狭い状態を放置すると、歯並びや噛み合わせにさまざまな影響が出ることがあります。
歯が重なって生えてくる「叢生(そうせい)」はその代表例です。
また、上の歯列が狭いと下の歯列に対して奥歯が内側に入り込み、噛み合わせがずれる「交叉咬合(こうさこうごう)」を引き起こすこともあります。
さらに、口が開きにくい・発音しづらいといった機能的な問題が生じる場合もあります。
拡大装置はこうした問題の根本にあるスペース不足を解消することを目的として使われます。
子どもの顎の骨は成長途中にあり、大人と比べてやわらかく、骨縫合(こつほうごう)という骨の継ぎ目がまだ開いています。
この時期に拡大装置で力をかけると、骨縫合が開いて新しい骨が形成され、顎を広げることができます。
一般的に乳歯から永久歯に生え替わる混合歯列期(6〜12歳ごろ)に使われることが多いです(個人差があります)。
大人になると骨縫合が閉じるため、同じ方法では顎を広げにくくなります。
ただし、歯槽骨(歯を支える骨)の範囲内で歯を少し傾斜移動させて歯列弓を広げる「緩徐拡大」は大人でも適用されるケースがあります。
治療の方向性は個人の状態によって異なりますので、専門家への相談が大切です。

拡大装置にはいくつかの種類があり、目的・使用年齢・装着方法によって使い分けられます。
まずは代表的な装置の特徴を整理しておきましょう。
Point 01 急速拡大装置(RME)
短期間で顎を広げる固定式の装置
急速拡大装置(Rapid Maxillary Expander)は、上顎の真ん中にある骨縫合を利用して、短期間(数週間〜3か月程度)で顎を広げる固定式の装置です。
奥歯に装置をセメントで固定するため自分では外せません。専用のキーを使って1日に決められた回数だけネジを回し、少しずつ拡大していきます。
主に成長期の子どもに使われ、上顎の幅が狭い場合や交叉咬合の改善に適しています(個人差があります)。
Point 02 床矯正装置(緩徐拡大装置)
取り外し可能でゆっくり広げる装置
床矯正(しょうきょうせい)装置は、プレート(床)と呼ばれるプラスチックのベースにネジやワイヤーが付いた取り外し式の装置です。
ゆっくりと時間をかけて(数か月〜1年以上)顎を広げていきます。急速拡大に比べて骨への力が穏やかで、歯を傾斜移動させながら歯列弓を広げるのが特徴です。
食事や歯みがきの際に外せるため清潔を保ちやすいですが、装着時間をしっかり守ることが治療効果に直結します(個人差があります)。
Point 03 クワドヘリックス・バイヘリックス
ワイヤーのバネで拡大する固定式装置
クワドヘリックス(上顎用)やバイヘリックス(下顎用)は、ワイヤーをらせん状に曲げたバネの弾力を利用して歯列を広げる固定式の装置です。
自分で調整する必要がなく、定期的に歯科医院でワイヤーの形を調整してもらいます。
取り外し式と固定式の中間的な特性を持ち、比較的穏やかな力で拡大できるのが特徴です。治療期間や適応症例は個人の状態によって異なります。
固定式は自分で外せないため、装着時間の管理が不要で確実に力をかけ続けられる反面、食事中や歯みがき中も装置が口の中にある状態が続きます。
取り外し式は清潔を保ちやすいものの、装着時間を自己管理する必要があります。
どちらが適しているかは、年齢・顎の状態・生活スタイル・骨縫合の状態などを踏まえて歯科医師が判断します。
近年はマウスピース型の矯正装置(インビザラインなど)を使った治療の中で、拡大の動きを組み込むアプローチも行われています。
ただし、骨縫合を大きく開くような急速な拡大はマウスピースでは困難なケースもあり、適応の範囲は従来の拡大装置と異なります。
詳しくは担当の歯科医師に相談することをおすすめします。

「どのくらい使い続けるの?」というのは患者さんからよく挙がる疑問です。
拡大装置の装着期間は使う装置の種類・顎の状態・目標とする拡大量によって大きく異なりますが、ここでは一般的な目安をご紹介します(すべて個人差があります)。
急速拡大装置(RME)の流れ
床矯正装置(緩徐拡大)の流れ
拡大装置で広げた顎は、力をかけるのをやめると元に戻ろうとする性質(後戻り)があります。
そのため、拡大後も骨が安定するまでの保定期間が必要です。
保定期間中は同じ装置を継続して使用する場合や、保定用のリテーナーに切り替える場合があります。
保定をしっかり行うことが治療結果を維持するうえで非常に重要です。
Question
拡大装置は「歯並びを整える装置」ではなく、「歯が並ぶスペースを作るための装置」です。
拡大装置を使ってスペースを確保した後、ブラケット矯正やマウスピース矯正などで実際に歯を正しい位置に動かす治療が別途必要になるケースがほとんどです。
拡大装置だけで矯正治療が完結するわけではありません。
全体の治療計画を担当医としっかり確認しておくことが大切です。
治療期間の全体像(拡大+本格矯正+保定)を合わせると、2〜4年以上かかるケースもあります(個人差があります)。
最初に治療計画の全体像を把握しておくことで、途中で「思っていたより長い」と感じる不安を減らすことができます。
「なぜ必要か」がわかると、治療は前向きになります。
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治療計画の全体像から丁寧にご説明します。恵比寿駅西口から徒歩1分、平日21時まで診療。Web予約は24時間受付中です。

拡大装置を装着している期間は、日常生活でいくつかの点に気をつける必要があります。
事前に知っておくと、戸惑いや不安を減らすことができます。
固定式の拡大装置を装着した直後や、ネジを回した翌日前後は、顎や歯に圧迫感・違和感・軽い痛みを感じることがあります。
これは装置が正しく機能している際の反応であることが多く、数日で落ち着く場合がほとんどです(個人差があります)。
ただし、強い痛みや出血・装置の脱離などがあれば、すぐに歯科医院に連絡しましょう。
また、上顎を拡大する過程で、上の前歯の中央(正中)に一時的にすき間が生じることがあります。
これは骨縫合が開いている証拠とも言われ、拡大が進んでいるサインであることが多いです。
保定期間を経て自然に閉じてくる場合がほとんどですが、気になる際は担当医に確認してください。
固定式装置の場合は、粘着性の高い食べ物(キャラメル・ガムなど)や硬すぎる食べ物は装置が外れたり変形したりする原因になることがあるため、控えることが推奨されます。
歯みがきは装置の周りに食べ物が詰まりやすいため、通常より丁寧に行う必要があります。歯科医院でのブラッシング指導を活用してください。
取り外し式装置(床矯正など)の場合は、食事中は外しておくことができます。
ただし装置を外した時間が長くなると治療効果が下がるため、食後は速やかに装着する習慣をつけることが大切です。
口の中に装置が入ることで、最初は話しづらさや発音しにくさを感じることがあります。
特に「さ行」「た行」などの発音に影響が出やすい場合があります。
多くの場合、1〜2週間程度で慣れてくることが多いですが(個人差があります)、改善しない場合は担当医に相談してみましょう。

「拡大装置は子どものもの」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、大人の矯正治療においても顎の幅を広げる処置が選択肢のひとつとなるケースがあります。
大人の場合、骨縫合はすでに閉じているため、子どものような急速な骨格的拡大は行いにくくなります。
ただし、歯を少し傾斜させながら歯列弓を広げる「歯槽骨レベルの拡大(歯性拡大)」は大人でも適用されることがあります。
また、重度の狭窄がある場合には外科的な処置を組み合わせるケースもあります(適用は症例によって異なります)。
さらに、近年はマウスピース矯正(インビザラインなど)の治療計画の中で、軽度の拡大動作を組み込むアプローチが取られることもあります。
大人の矯正で拡大が必要かどうかは、歯科用CTなどを用いた精密な診断によって判断されます。
矯正治療で歯を抜くかどうか(抜歯・非抜歯の選択)と、拡大装置の必要性は密接に関係しています。
スペースが不足している場合、拡大によってスペースを確保できれば抜歯を避けられる可能性があります。
一方で、顎の形や歯の状態によっては抜歯が最善の選択となる場合もあります。
どちらが適切かは個人の状態によって異なるため、画一的な判断は難しく、精密な検査と診断が欠かせません。
恵比寿でお仕事をされている方も通いやすいよう、診療時間と設備の両面から環境を整えています。
平日21時まで夜間診療対応
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拡大装置という言葉を初めて聞いて、戸惑われる方はとても多いです。
でも、その仕組みと目的をきちんと理解していただくと、治療に対する見方がガラッと変わるとおっしゃる方がほとんどです。
私が大切にしているのは、患者さんの「時間」を尊重すること。
仕事が忙しい中でも無理なく通い続けられるよう、一回の診療の質を高めながら治療期間をなるべく短くまとめられるよう努めています。
矯正に興味があるけれど何から始めればいいかわからない、そんなお気持ちの段階でも、ぜひお気軽にご相談ください。
不安を抱えたまま時間を過ごす前に、一緒に整理しましょう。

院長
小林 弘樹
固定式の装置を装着した直後や、ネジを回した直後に圧迫感や鈍い痛みを感じる方がいますが、多くの場合は数日で和らぎます(個人差があります)。
痛みへの感じ方や程度はお一人おひとり異なりますので、気になる症状があれば遠慮なく担当医にお伝えください。
ご不安な点には事前に配慮しながら対応いたします。
拡大装置単独の費用は症例・装置の種類によって異なります。
拡大後にマウスピース矯正へ移行する場合、シュアスマイル(軽度)275,000円(税込)〜、インビザラインは550,000円〜(税込)から承っております。
いずれも自由診療(保険適用外)です。矯正全体の費用は治療計画によって変わるため、まずは検査・カウンセリングでご確認いただくことをおすすめします。
大人の場合、子どもと同じ骨格的な急速拡大は難しいケースが多いですが、歯槽骨の範囲での歯性拡大(歯を傾斜させながら歯列弓を広げる)が選択肢になる場合があります。
また、マウスピース矯正と組み合わせたアプローチも行われています。
適応かどうかは歯科用CTなどによる精密診断が必要ですので、まずはご相談ください。
Caution
矯正治療は自由診療(保険適用外)です。
拡大装置を含む矯正治療には、痛みや違和感、歯根吸収、後戻り、装置の脱離などのリスク・副作用が生じる可能性があります。
取り外し式装置では装着時間が守られない場合、治療期間が延びたり計画どおりに進まないことがあります。
記載の期間・費用はあくまで目安であり、精密検査のうえで個別にご説明します。
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記事のまとめ
・拡大装置は顎の幅を広げて歯が並ぶスペースを確保するための矯正装置
・種類は急速拡大装置(固定式)・床矯正装置(取り外し式)・クワドヘリックスなどがある
・成長期の子どもに使われることが多いが、大人の矯正でも選択肢になる場合がある
・装着期間は数か月〜1年以上が目安。保定期間もしっかり確保することが重要(個人差あり)
・拡大装置だけで矯正が終わるわけではなく、その後の本格矯正とセットで計画を確認することが大切
「拡大装置が必要と言われたけれど、よくわからない」という段階のご相談も歓迎しています。
治療計画の全体像から、費用・期間まで丁寧にご説明します。
恵比寿駅西口徒歩1分・平日21時まで診療。Web予約は24時間受付中、公式LINEでも無料でご相談いただけます。
この記事の執筆・監修者プロフィール

小林 弘樹
Kobayashi Hiroki本記事は、ココロデンタル恵比寿 院長 小林弘樹が監修しています。 私が最も大切にしているのは、あなたの「時間」を無駄にしないことです。短期間での完了をめざしながら、質も妥協せず、一回の診療には必要に応じて十分な時間を確保し、より良い治療を丁寧に提供します。 不安や痛みには先回りして配慮し、納得のうえで決める。その積み重ねが、日々の生活リズムを崩さずに健康を守る最短路だと考えています。恵比寿で、あなたの時間も笑顔も、大切に守り続けます。 ※本記事は医療広告ガイドラインに基づき、監修のもと作成しています。治療の効果・費用・期間には個人差があります。
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