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マウスピース矯正の期間はどのくらい?最新比較と短縮のコツとは

マウスピース矯正の治療期間の基本

歯並びを美しく整えたいと考えている方にとって、「どのくらいの期間がかかるのか」は最も気になるポイントではないでしょうか。透明で目立ちにくいマウスピース矯正は、審美性に優れた矯正方法として人気を集めています。

マウスピース矯正の治療期間は、部分矯正で5ヶ月〜1年半、全体矯正で1年〜2年程度が一般的です。歯は骨の中で少しずつ移動するため、一朝一夕では終わらない治療なのです。

治療期間は歯の移動量や症例の複雑さによって大きく変わります。前歯だけの部分矯正であれば、早ければ3ヶ月程度で効果を実感できることもあるんですよ。

どうですか?思ったより短い期間で効果が出ることもあるんですね!

 

マウスピース矯正とワイヤー矯正の期間比較

「マウスピース矯正とワイヤー矯正、どちらが早く終わるの?」という質問をよく受けます。従来はワイヤー矯正の方が治療期間が短いとされていましたが、最近ではその差は縮まっています。

マウスピース矯正では1ヶ月に0.3mm〜1mm程度、ワイヤー矯正では1mm程度歯が移動すると言われています。つまり、適切に装着すれば、ほぼ同等の期間で治療が完了する可能性があるのです。

私の臨床経験では、患者さんの装着時間の遵守が治療期間を大きく左右します。マウスピース矯正は1日20時間以上の装着が必要ですが、これを守れない場合は治療期間が延びてしまうことがあります。

一方、ワイヤー矯正は装置が固定されているため、患者さんの協力度に関わらず常に歯に力がかかっています。自己管理が苦手な方には、この点でワイヤー矯正が向いているかもしれません。

矯正方法の選択は、治療期間だけでなく、ライフスタイルや自己管理能力も考慮して決めることが大切です。

治療期間を長引かせる原因とは?

せっかく矯正治療を始めたのに、予定よりも長引いてしまうことがあります。その主な原因をご紹介します。

装着時間の不足

マウスピース矯正の最大の落とし穴は装着時間です。1日20時間以上の装着が推奨されていますが、これを守れないと歯の移動が予定通り進まず、治療期間が延びてしまいます。

「食事と歯磨きの時だけ外す」というルールを徹底することが、予定通りの治療完了への近道です。

交換サイクルの乱れ

マウスピースは通常1〜2週間ごとに新しいものに交換します。この交換サイクルを守らないと、歯の移動計画が狂ってしまいます。

口腔内スキャナーで歯の動きを定期的にチェックし、予定通りに進んでいない場合は計画を修正することも大切です。

あなたは毎日きちんとマウスピースを装着できていますか?

治療期間を短縮するための最新技術

「少しでも早く治療を終えたい!」そんな方に朗報です。近年、矯正治療の期間を短縮するための技術が進化しています。

光加速矯正装置(PBMヒーリング)

近赤外線光を歯周組織に照射することで、細胞活性を高め、骨のリモデリングを促進する技術です。1日8分程度の使用で、治療期間を最大で半分程度に短縮できる可能性があります。

マウスピース交換のサイクルも通常7日から最短3日に短縮でき、1年の治療が最短5ヶ月で終わることもあるんです。

高周波超音波パルス刺激

シュアスマイルVproなどの装置は、高周波超音波パルス刺激により組織のモデリングを活性化します。これにより歯の移動がスムーズになり、治療期間の短縮が期待できます。

これらの加速装置は矯正治療による痛みも軽減する効果があるため、快適な治療体験にもつながります。

治療期間を短くするための実践的なコツ

最新技術だけでなく、日常の心がけも治療期間に大きく影響します。私が患者さんにお伝えしている実践的なコツをご紹介します。

装着時間を厳守する

何度も言いますが、1日20時間以上の装着は絶対条件です。食事と歯磨き以外は常に装着するという習慣づけが重要です。

私の患者さんで、装着時間を完璧に守った方は予定よりも早く治療が完了したケースが多いです。逆に、装着時間が短い方は治療期間が1.5倍以上に延びることもあります。

口腔衛生を保つ

歯垢や歯石があると歯の移動効率が下がります。毎食後の丁寧な歯磨きと、マウスピースの清潔な管理が治療期間短縮につながります。

定期的な歯科検診で専門的なクリーニングを受けることも大切です。

定期的な通院を欠かさない

2〜3ヶ月に1回の定期検診は必ず受けましょう。歯の動きに問題があれば早期に対応できます。

「忙しくて通院できない」という方には、遠隔モニタリングシステムを活用した管理も可能です。

まとめ:理想の歯並びへの最短ルート

マウスピース矯正の治療期間は、部分矯正で5ヶ月〜1年半、全体矯正で1年〜2年程度が目安です。しかし、装着時間の遵守や最新の加速技術の活用により、この期間を大幅に短縮できる可能性があります。

治療期間の短縮には、①装着時間の厳守、②口腔衛生の維持、③定期的な通院、④加速装置の活用、が効果的です。

矯正治療は一時的な我慢の時間ですが、その先には一生の財産となる美しい歯並びが待っています。あなたに合った最適な矯正方法と、治療期間短縮のための取り組みを、ぜひ専門医と相談してみてください。

美しい歯並びへの第一歩として、まずは無料カウンセリングにお越しください。ココロデンタル恵比寿では、最新の3D口腔内スキャナーとCT画像を使った精密な診査・診断で、あなたに最適な矯正プランをご提案いたします。詳しくはこちらからご予約いただけます。

矯正治療は終わりではなく、美しい歯並びを維持するための新たなスタートと考えていただければと思います。

著者情報

ココロデンタル 院長 小林 弘樹 Hiroki Kobayashi

経歴

2010年 日本大学歯学部卒業

2010年 日本大学歯学部附属歯科病院勤務

2011年 大崎シティデンタルクリニック勤務

2015年 麻布シティデンタルクリニック勤務

2017年 ココロデンタル恵比寿

2021ココロデンタル西麻布

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